5歳の女の子の通帳の残高が50万円。
30・40代「貯蓄ゼロ」が23%という衝撃のニュースが流れている時世に、通帳残高50万円しかも5歳の女の子。
実はこの子は読書でお金を貯めているのです。
「え?なんで本読めばお金が増えるんや?」と思いの方。
女の子は図書館で本を借りると、借りた本の価格が通帳に記録されるのです。
その通帳の名は「読書通帳」。
5歳の女の子の通帳残高が50万円!? 読書通帳というアイデアに感服、いくら得したのではなく読書に興味をもたせるのが大切と思います。
「読書通帳」というアイデアの勝利
読書した記録に、日付け、本の名前、そして本の価格が記されるのです。
読書通帳機という専用機で、日付け・本の名前・本の価格が印字されるのです。
図書館なので本は無料で読める、つまり、本を買わずに読書できるので貯まっていく金額はそのまま貯蓄額とも言えるわけです。
これはアイデアの勝利ですね。
読書離れが増していく世の中で、こういう取り組みは本を読むモチベーションを上げてくれます。
この女の子は、読書による知識のほかに、お金の有りがたみも学んでくれたことでしょう。
僕もときどき図書館で本をお借りして読むこともあるのですが、過去に何を読んだかまで注力することがなく、このように「読書通帳」で過去読んだ本が分かると、次は何を読もうかという読書熱をあげさせてくれます。この点も良いアイデアだと思います。
現在、全国の図書館で71台採用されており、全国的な広がりを見せているそうです。
業界を活性化する好循環を期待
出版業界は年々右肩下がり、そんな業界を活性化するヒントがここにあると思います。
僕は本を図書館でお借りして、気に入った本は実際に購入してます。
つまり、多くの人が本に触れて興味を持つ。ここは「読書通帳」という取り組みで本離れを防ぎ多くの方に読書してもらう。
そうなると、興味をもつ分野やお気に入りの作家、そういう本は実際に購入すると思います。
「読書通帳」という取り組みが、出版業界を活性化する好循環の一翼を担うのではないかと思ってます。
こんな話でもアンチの人は必ずいる
こういう話になると、「図書館で簡単に無料で本が読めると思うのはけしからん」「本の定価分が儲かったという考えはけしからん」「図書館や本の運営は税金を投入しているのでけしからん」「図書館や古本屋は出版業界を圧迫するのでけしからん」、何かとけしからん、という人が必ずいます。
道徳的な観点で文句を言う人たちです。
物事にはすべからく陰と陽があります。
本を読むことで、学んでもらう、知識を増やそう、豊かな感情を育んでもらおう、そういう発想の方が大切だと思います。
図書館の本は大切使いましょう
図書館では、書籍やCDやDVDなどを、誰でも無料で借りられるということで、本を汚す、本に記入する、ページを破る、返品しない、そういうケースが頻発してます。
そういうことをする人は病んでいるのでしょうね。
犯罪と同等の行為です。
読書通帳で50万円貯めた5歳の子が悲しむことはやめましょう。
合わせて読んでほしい記事
子供のころに図書館で読んだ、ホームズ、ルパン、少年探偵団、、、夢中で読んでました。
公共サービスのひとつである図書館、みんなで大切に使わせていただきましょう。
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