「犬のしつけ」編の「食事のしつけ」についてです。
食事を与える時は、「おすわり」の状態で待たせ、「よし」と声をかけてから、食べさせるようにしつけましょう。
食事のしつけをしておけば、犬にとって危険な物の「拾い食い」防止に役立ちます。
犬に食べさせてはいけないもの、 犬に有害な植物(ユリ科・ナス科・キンポウゲ科) ? 犬に有害な薬品と金属 を参考にしてください。
「おすわり」と「待て」を教えていない場合は、
先に 基本的なしつけ(おすわり) と、 基本的なしつけ(待て) を習得させてください。
食事のしつけの方法は次のように行います。
- 首輪とリードを犬に付け、リードの持ち手を柱などに固定します。
- リードがピンと張った状態で犬がギリギリ届かない場所に、食べ物を盛ったフードボウルを置きます。
- 犬が何度か食べ物に近づこうとしてチャレンジし、届かないことに気がついて困るのを待ちます。
- 犬が「届かないんだけど...どうすればいいの?」と飼い主の方を向いた瞬間に、やさしく褒めてご褒美をあげます。
ご褒美にはカロリーの低い少量のドッグフードやおやつを用いるとよいでしょう。 - 手順4 の「おうかがい」行動に慣れるまで、2から4 を繰り返します。
- 手順4 の「おうかがい」行動に慣れてきたら、今度は犬が飼い主に視線を向けた(アイコンタクト) 瞬間に「おすわり、待て」と声をかけます。
「よし」と解除の声をかけるまで犬がじっと待つことができれば、やさしく褒めてご褒美をあげます。 - 2→3→6 を5回繰り返し、最後の「よし」の時に、犬の前に置いてあったフードボウルを犬の届く距離に近づけ、食べることを許可します。
- リードを繋いだ状態での一連の行動(2→3→6) をマスターできたら、リードを繋がない状態で 2→3→6 を練習します。
犬の集中力を保つため、10 分?15 分おきに休憩を挟むようにしましょう。
チワワのしつけ
それでは、面白くて役に立つ犬の動画をお楽しみください。
まとめ:食事のしつけのポイント
ポイント2. 生後半年以降にしつけを行う。
ポイント3. リードと首輪に予め慣れされておく。 記事-30 を参照ください。
ポイント4. 犬の気が散らないように、静かで集中できる場所を選んでしつけを行う。
ポイント5. ご褒美には、カロリーの低い少量のドッグフードかおやつを用いるとよい。
ポイント6. 初めは、リードに繋いだ状態でギリギリ届かないところにフードボウルに盛った食べ物を置き、犬が飼い主に「おうかがい」行動をとった瞬間に褒めてご褒美を与える。
ポイント7. 犬が「おうかがい」行動に慣れてきたら、犬が飼い主にアイコンタクトを送った瞬間に「おすわり、待て」と声をかける。 「よし」と解除するまで待つことができれば、褒めてご褒美を与える。
ポイント8. 5 回成功したら、フードボウルの食べ物を犬に近づけ、食べることを許可する。
ポイント9. リードに繋いだ状態で「食事のしつけ」を習得できたら、リードに繋がない状態で練習する。
ポイント10. 犬の集中力を保つため、10分?15分おきに休憩を挟むようにする。
「食事のしつけ」とともに「犬に食べさせてはいけないもの」
食事のしつけをしておけば、犬にとって危険な物の「拾い食い」防止に役立ちます。
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