今年から、投資家を税制面からサポートする制度「NISA」に続いて、新しく「つみたてNISA」がスタートしました。
これで老後の資産形成(個人型確定拠出年金)の制度には「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」の3つが揃いました。
今回は、この「つみたてNISA」について、非課税メリットを活用しながら資産形成にどう役立てるのかをレビューしてみました。
手間いらず、毎月積み立ての「つみたてNISA」はズボラな私にとっての制度と思いました。
目次
■2018年1月から開始の「つみたてNISA」の特徴
今年2018年スタートの新制度であるつみたてNISA(ニーサ)。
一般的に言われている特徴は、
●非課税期間は最長20年間、非課税枠は年間40万円まで
●長期・積立・分散投資に適した低コスト商品
●投資タイミングの分散によりリスクを低減
(野村證券株式会社から引用)
ですが、私のように60歳が見える年齢にとっては、
●老後のために、自分のペースで毎月少しずつお金を積み立てたい。
●数ある投資信託をどう選べばよいかわからない。
が素直なメリットかと思います。
そこで、上記2点に焦点を絞り、「つみたてNISA」を評価したいと思います。
■「つみたてNISA(ニーサ)」は「NISA」「iDeCo」 とどう違うのか?
・60歳以降でも利用できます。ちなみに、「iDeCo」は60歳までしか利用できません。
・株や投資信託の利益に対して税金、所得税と住民税、約20%が課税されません。
・1年間で投資できる金額は40万までとなります。
・最長20年間の積立が可能です。
・販売手数料がありません。
・信託報酬は低く抑えられています。
・毎月積み立てなのでドルコスト平均法を使って有利な運用が期待できます。
・毎月1,000円から自分のペースで少しずつ積み立てできます。
・対象商品が限られているため、投資初心者でも選びやすい。
私にとって「つみたてNISA(ニーサ)」は、毎月一定額を積み立てて手間がかからない、60歳以降でも利用できる、ことが大きなメリットになります。
これは同時に、30歳代から50歳代の働いている方にも魅力と言えましょう。
■節税効果は100万円にもなります
1年間で投資できる上限金額は40万で、12で割って月額33,000円を20年積み立てると、投資金額は720万円。
単純に5%金利がつくとすると、500万円超が運用益となります。(下図ご参照)
その20%が税金が課税なしなので、100万円が節税額になります。
ざっくりの単純計算ですがだいたいのメリットが理解できますね。
上記の計算は、「金融庁の資産運用シミュレーション」を使っています。
何か別の機会があればご活用ください。
2018.02.08追記
野村證券さんからもシミュレーションでました。上の金融庁シミュレーション結果とほぼ同じです。当然といえば当然ですが。
■私の「つみたてNISA(ニーサ) 」の始め方について
60歳の前から初めて、60歳以降もらえる退職金の一部を使って毎月積み立てて、「つみたてNISA(ニーサ) 」を活用するのが、比較的安全な資金運用と考えてます。
実際の運用方法はコストの低いネット銀行で始めます。私の場合は楽天証券にします。
楽天証券では「NISA」にはすでに加入しており、「つみたてNISA(ニーサ) 」への切り替えが必要になります。
実際の運用方法についての具体的な実践は、これからなので次回またレポートしたいと思います。