不思議なことに、こんなに曲がってるのに、電車に乗っても、気付きませんでした。
あまりにも緩やかにカーブを曲がっているせいか、体感できませんでした。
30年以上常磐線を利用していたにもかかわらず(といっても、たまに乗っているほうですが)、まったく気づきませんでした。
じゃあ、なぜ分かったかというと、たまたまスマホで地図アプリを見て、えっ!と感づいたのでした。
常磐線の日暮里駅と三河島駅の間が、180度の急カーブになってるのはなぜ?
謎を追っていきましょう。
地図で見ると、こんな感じです。
常磐線の日暮里駅と三河島駅の間の地図
常磐線の日暮里駅と三河島駅の間が急カーブになってるのはなぜ?
分かりにくいですか?
分かりやすく描くとこうなります。
常磐線の日暮里駅と三河島駅の間の大カーブ
常磐線下りなら日暮里駅から、もしくは上りなら三河島駅から電車が出ると、車体がカーブで傾いて走っているのがよく分かるようになりました。
日暮里駅から三河島駅の距離が短く、スピードが出てないのも、気が付かなった要因の一つであったかもしれません。
理由:常磐線の日暮里駅と三河島駅の間の大カーブ
なぜわざわざ日暮里駅と三河島駅間がこんなに急カーブになったのでしょうか?
ウイキペディアで常磐線と検索すると、大カーブの理由が出てきます。
ウィッキペディアより抜粋します。
1896年(明治29年)には日本鉄道により東京・田端 – 水戸間が開通する。実質的な常磐線としての建設は、それまで船に頼っていた常磐炭田から産出される石炭の輸送ルート確保を目的としていた。このため、現在の山手線を経由して東海道本線に抜けられるように田端駅が起点とされ、上野駅への乗り入れは後から行われた。このため、三河島駅から日暮里駅まで不自然な急カーブを描く線形となっている。 引用:ウイキペディア
つまり、常磐線は、最初は田端駅を起点としてましたが、その後に上野駅に変更したため、田端駅は路線から外れ、日暮里駅/三河島駅間が大きなカーブになったということです。
下の図を見ていただければお分かりになるかなと。
うーん、調べるとなるほどですが、それにしても大カーブに全く気付きませんでした。
今日は、東武からJRに乗り換え、北千住から戻ってきました。
三河島から日暮里の間を注意深く、座って急カーブを体験しようとしたのですが、それでやっとカーブになっているのを感じました。
通勤や通学の人たちは、ふだんはほとんど感じないのではないかというほどです!!
この記事を読まれた方! 次は意識して、常磐線の日暮里駅と三河島駅の間の180度の急カーブを体感しましょう!