小出義雄監督、指導と育成法が超高地トレーニングとほめちぎりにありました。そして高橋尚子Qちゃんとのエピソード。
小出義男さん、名監督、平成を元気にして平成最後に去る! 残念ながら天に召されました。
女子マラソン界で有森裕子さんやQちゃんこと高橋尚子さんをメダルへと導いた立役者でした。
このお二人だけにスポットをあてて申し訳ないのですが。
◎有森裕子さん:バルセロナオリンピックで銀メダル、アトランタオリンピックで銅メダル
1992年 バルセロナオリンピック女子マラソン 2位 2時間32分49秒
1996年 アトランタオリンピック女子マラソン 3位 2時間28分39秒
◎高橋尚子さん(Qちゃん):日本女子陸上選手初のオリンピック金メダリスト
2000年 シドニーオリンピック女子マラソン 優勝 2時間23分14秒
お二人のゴールをきった光景が今でも目に浮かびます。
平成という時代を元気にしていただき、平成最後に行かれたなんて、小出義雄さん!
(平成:1989年1月8日から2019年4月30日まで)
小出義雄さん逝去、平成を元気にしていただき平成最後に去った名監督の稀代の育成法が凄い!
目次
小出義雄さん 育成法 ほめちぎる
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小出義雄さんは、常に選手に夢を持たせた育成法で名選手を育て上げました。
「お前は世界一になれる!」
「お前は金メダルをとれる!」
こんなこと大監督の小出義雄さんからいつもいつも言われ続ければ、選手はその気になります。
褒めて褒めて育て上げる小出義雄さん流の育成法です。
小出義雄さん 育成法 超高地トレーニング
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当時としては世界初のマラソン界初の超高地トレーニングを採用したのが小出義雄監督でした。
その根拠は
「世界一のトレーニングをすれば世界一になれる!」
響きが素晴らしい!
標高1600mでの練習が普通だった当時、2倍以上の標高3500mで練習をさせたという凄いエピソード。
さらに走行距離も規格外の1カ月1500kmを走らせたトレーニング。
いつもニコニコ小出義雄監督の緻密で綿密な指導
みなさん、小出義雄さん、ようテレビなどメディアに出ていましたよね。
そしていつもニコニコの笑顔で小出義雄監督。
しかめっ面なんて見たことがなく、みんなをなにかしら安心してくれるキャラでした。
しかし、その裏では緻密で綿密が思考が働いていました。
でなければ、名選手を育て上げた理由が見当たりません。
メディアに出ているときはニコニコでも、マラソン監督としての態度は違って当然です。
それにしても、小出義雄の人なつっこいあの笑顔がもう見られない、残念です。
小出義雄監督のQちゃん応援が型破り
2000年9月にシドニーオリンピックで、みごと優勝。
2時間23分14秒で金メダルを獲得し、当時としては五輪最高記録を打ち立てた高橋尚子さん(Qちゃん)の応援が凄かった。
シドニー五輪で、小出義雄監督は高橋尚子選手に特にマラソンの指示はしませんでした。
Qちゃんに告げたのは、20kmと30km地点で応援するよのひとこと。
20km地点で応援した小出義雄監督でしたが、そこですでにQちゃんの優勝を確信。
30km地点をすっ飛ばし、ビールを飲み干してゴール地点へ直行で大応援。
優勝したQちゃんは監督の姿を探すも見当たらず、やっとのことで監督を見つけて抱き合い、酔っぱらった小出義雄監督は優勝の美酒を味わいました。
高橋尚子選手をみごと世界一に輝かせた小出義雄監督。
「世界一になるのは簡単。世界一の練習をすればいい。ただ世界一の練習を見つけ出すのが難しい。」
うーん普通の人には表面的にしかわからない、トップレベルの含蓄のあるお言葉であります。
小出義雄監督の育成法と名言まとめ
当時はマラソン世界にはなかった超高地トレーニングの採用。
1カ月1500kmを走らせたトレーニング。
名言も数々ありです。
「お前は世界一になれる!」
「お前は金メダルをとれる!」
「世界一のトレーニングをすれば世界一になれる!」
「世界一になるのは簡単。世界一の練習をすればいい。ただ世界一の練習を見つけ出すのが難しい。」
共通のキーワードは世界一・金メダルです。
平成という時代に勇気と元気をくれた小出義雄さん、東京オリンピックまでもう少しでしたね。
お悔やみ申し上げます。
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