ふだんとは違うビールの泡立ちの良さと味の芳醇を楽しめました。
知る人ぞ知る串揚げの有名店「はん亭 根津本店 」でビールの美味しいいただき方を再発見。
誰もが知るビールの銘柄はキリン一番搾りですが、お店が持ってきた陶器に注ぐと泡立ち感がハンパなく良く、味までベターになった感があり。
その日は花見で感情が高ぶったせいもあったかもしれませんが、後日家でいろいろと試してみると、ビールのみにあらず日本酒も器によって味が違う!
この歳になって再発見の再認識、もっと深く探究すればよかった、遅きに失した感があります。
「ビールはグラスによって泡立ちも味も変わる! 日本酒も器で味が良くなる! お酒と器の親和と調和の奥深い世界」
お酒と器の奥深い世界
まず、ビールですが、注ぐ器(ビールグラス)の形状や素材によって、泡立ちと味が全く違ってきます。
ふつうのガラスコップにビールを注いで、ぷはーと一杯目がおいしいとか言っていた日々がもったいない。
特に陶器の表面の凹凸によってビールのクリーミーな泡立ちを演出できますよ!
面白がって、次はハイボールでも挑戦。
やはり泡立ちと味が変わってきます。
炭酸系の酒だけかと思って、日本酒や焼酎でも挑戦。
やはり日本酒も焼酎も同様に味が違ってきます。
特に日本酒は器の形状によって味が変わることを実感しました。
それに器を手にもつ手の触感にも関係するでしょうし、その日の気分も素晴らしい味わいを手伝ってくれることと思います。
これまでも何となく感じていましたが、強く意識して実験を重ねるたびに、実に奥深い世界をあらためて認識することになりました。
「奥深い!」
ビールグラスによって味が変わる!
しばらく「お酒と器の調和の研究」(単なる呑兵衛というご批判は差し置いて)、研究を重ねると、次の秀逸な記事を発見。
▲ビールグラスによって味が変わる理由って?プロは既に長年の研究成果をモノにしていることを知りました。
そのプロとは、サントリービールの秀島誠吾さんという方です。
■サントリービールの秀島誠吾さん
サントリービールでビールの生産・研究に従事している、醸造家の秀島誠吾さん。
大学で醗酵工学を、入社後もドイツやベルギーの大学でビール醸造学を学んだ、ビールのスペシャリストです。
ちなみに、自宅には200種類以上のビールグラスコレクションがあるそう。
ビールグラスを200種類もお持ちであることも凄いです。
■なぜビールの味が変化するのか?
秀島さん「グラスの形によって、注ぐ時の泡立ちや飲む時の香り方に変化が生まれるからです。また、グラスの材質によっても感じ方は変わってきますよ」
「グラスの形によって、注ぐ時の泡立ちや飲む時の香り方に変化が生まれる」なるほど。
■ビールは五感で楽しむものだ
秀島さん「ビールは五感で楽しむものだと思っています。こちらのグラスは錫で出来ているため、触っただけで温度が伝わるんです。また、丸くつぼまった形をしているのは、ビールの香りを集めるためと、少しずつ口に入れワインのように舌で転がすことで、さまざまな細かい味を感じてもらうためです」
この記事を読み、やはりそうだったんだと、合点がいきました。
納得のひとこと!
ビールをさらにおいしくいただきたい方は、ぜひこの記事をご参照ください。
▲ビールグラスによって味が変わる理由って?まとめ
僕が今回学んだことは
そのお酒の種類やその日の気分によって、器を選ぼう。
そしてお酒を美味しくいただこう!
器の種類・素材・形状、お酒の種類
■器の素材:陶器、ガラス、錫、銅、ステンレス、、、
■器の形状:種々様々
■お酒の種類:ビール、第三のビール、発泡酒、ワイン、日本酒、焼酎、ウィスキー、、、
ビールとひとことで言っても、この世の中には無数の種類のビールが存在します。
同様に、ワイン、日本酒、焼酎、ウィスキー、、、
お酒全般に広げると、一生かけても飲み切れない種類です。
お酒を注ぐ、形状・素材で異なる器についても、莫大な数があります。
さらに、お酒の注ぎ方・お酒の温度も加味すると、もう無尽蔵の興味が湧いてきますね。
お酒と器で無限の組み合わせができます。
ひとつひとつ組み合わせを検証し、今後は自分に合った最適の組み合わせを追求したいと思います。
これも余生の楽しみで、お酒と上手に付き合いたいと思います。
ビール泡立ち発見「はん亭 根津本店 」
ビールの泡立ちを再発見した、冒頭で述べた「はん亭 根津本店 」、あらためてご紹介します。
内装もリフォームしてありますが、歴史を感じさせてくれます。
上野付近に行った際、串揚げでも食べたいと思ったときはぜひお立ち寄りを!
お酒の過去記事
ビールグラスやワインカップの形状、違いますね。
これも意味があり、長年の人類の経験と叡智が詰め込まれていたのだというのを再発見。
しかしくれぐれも飲みすぎには注意!
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