もっとも身近にあってなかなか全貌と詳細を知られることのない国の年金制度。
国民年金・厚生年金を僕は65歳から年金をもらうことになります。
もし受給する前に死んじゃったら、今まで納めていた年金ってどうなるの?
恥ずかしながら最近まで考えても見ませんでした。
みなさんに質問、もらう前に死んでしまったら年金はどうなるのでしょう?
この質問の回答と年金周辺情報について語ります。
※僕のケース、標準65歳受給というベースで説明します。テクニカル技や裏技は話が複雑になるので割愛です。
それではどうぞ! 年金を受け取る前に死んでしまったら、今まで納めた年金はどうなるのでしょうか? 長年払ってきたのだから、家族へは払えるのか? 少しは戻るのか? 全部損するのか? 死亡一時金とは? 遺族年金とは?
年金は掛け捨て保険のようなもの
年金は略語で、国民年金保険や厚生年金保険といって、保険という言葉が付きます。
年金は保険であることを再認識しないといけません。
年金は、そもそも掛け捨て保険のようなものだから、死ねばもらえません。
死亡したのだから死んだ人間はお金を受け取れないという意味でなく、本人名義でもらえません。
これまで納めた金を生前にいただきたい、ということもできません。
掛け捨て保険のようなものだから、死ねばもらえないは当然なのでしょうか??
国民年金、厚生年金って、半強制的ですよね。
特に会社員はほとんど強制的(天引き)です。
国民年金や厚生年金は、民間の生命保険や自動車保険のようなものですが、民間の保険の場合、やめようと思えばやめれますし、ほかの保険商品を選べます。
国の年金保険はなかば強制的ですよね。
うーん、なんか理不尽な制度だなあ。
年金の恩恵に預かっている人も多数いるわけで国家的詐欺とまでは言いませんが。
掛け捨てなので死んだらもらえないが原則なのですが、遺族年金・死亡一時金制度というのがありまして、あなたが亡くなっても、条件を満たせば配偶者や子供さんや親御さんにあなたの年金が支払われます。
先ほども述べたように年金は保険であることを認識して、世の中の保険をベースに考えれば、国の年金制度は理解しやすいです。
一方で、頑張って頑張りぬいて払っている、長い年月にわたって支払い続けている、国へ払っている、という感情が年金制度をこじらせている原因なのではないでしょうか?
遺族年金・死亡一時金
僕の母は、父が亡くなってから、父からの遺族年金を受け取ってます。
母は80歳半ばを優に超えてますが、父なきあとも遺族年金と母自身の年金があるのでそれなりに暮らしています。
僕の父は普通の会社員でしたが、昔の人の年金事情はかなり恵まれていますね。
会社員の僕が死んだ場合、僕の老齢厚生年金(厚生年金の報酬比例部分)の4分の3が妻に支給されます。
普通の会社員で普通に預金があったとして、僕の世代でまあまあ、40代の人はそこそこ、30代は厳しくなり、20代の人は未知の世界でしょうね。
加えて、死亡一時金というのもあります。
死亡一時金や遺族年金の支給や条件等は複雑で、本記事では話がそれますので別途記事にします。
繰り上げ受給と繰り下げ受給
ここでぶり返されるのが、繰り上げ受給と繰り下げ受給の話。
要は、年金を早くもらったほうが得なのか、遅くもらったほうがお得なのかという話の尽きない課題です。
人間いつ死ぬかわからないことから、これには次のパターンがあります。
(0)59歳以下は適用できません。(払い戻しもできません)
(1)受給額が下がったとしても早く年金をもらおうと思うのか(繰り上げ受給、僕は早くて60歳)、
(2)標準の年齢でもらうのか、(僕は65歳)
(3)長生きして繰り下げて多くもらおうと思うのか(繰り下げ受給、最長70歳)、
僕の結論は、過去記事で書いたように、(2)標準年齢(65歳)で受給する予定でいます。
寿命は誰も分かりませんし、どういう選択をしようとも、これはもうその人の価値観でもあるし、他人がとやかく言うものではありません。
結論は健康に長生き
死んだら年金はもらえません。
納めるだけ納めても、一銭も僕には入ってきません。
ただし、遺族年金として配偶者や子供がもらえます。
条件クリアが必要です。(別途記事にします)
僕の今の結論は、健康に長生きすべし。
喫煙や飲酒の習慣を少しずつ減らさねば。
若い人たちよ、国や会社に100%たよることなく、経済的自活をはかるべく自分で道を切り開いてください。
あわせて読んでほしい年金記事
私事ですが10年前は年金のことなんかあまり関心がなかったです。
しかし、国の年金制度をざっくり知ることだけで未来の自分への指針に役立つので、若いころから少しでも年金は勉強しておいた方がいいです。
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