犬のお手入れ(耳)
犬の耳の手入れは、定期的に行うようにしましょう。
月1?2 回が目安ですが、耳が臭ったり、汚れている時など必要に応じて行うとよいでしょう。
耳の手入れの目的は、汚れが溜まることで起こる炎症(外耳炎など) を予防することです。
外耳炎になった場合は早めに動物病院で診てもらいましょう。
犬の耳の手入れで注意すること
・ 綿棒を使うときは、奥に入れすぎないように注意しましょう。
鼓膜が傷つけたり、汚れを内部に運んでしまう恐れがあります。
・ 強く拭き取ろうとすと、皮膚を傷つけることになります。
やさしくそっと拭うようにしましょう。
犬の耳の手入れの手順
・ 犬の耳の手入れを始める前に手を清潔に洗っいます。
・ 片手で犬の耳をおさえます。
・ もう片方の手で市販のイヤークリーナーを耳の中に適量を垂らします。
・ 耳を後ろからつまむように揉みます。
・ ガーゼや脱脂綿などで、浮き出た汚れを内側から外側に向かってやさしく拭き取ります。
・ イヤークリーナーの代わりに、ベビーオイル(人間の赤ちゃん用) を脱脂綿につけて拭いてもよいでしょう。
犬の耳の病気と症状
・ 症状: 耳が臭う。
耳垢が出る病気: 外耳炎など。
・ 症状: 耳の毛が抜ける
病気: 真菌症・カイセン症・遺伝性の症状など。
・ 症状: 耳が腫れる
病気: 耳血腫など。
耳の病気になりやすい犬種
・ 耳が大きく、垂れている犬種(シーズーやプードルなど):
症状:通気性が悪く、汚れが溜まりやすい。
外耳炎などの病気になりやすい。
対処方:こまめに耳の手入れをする。
・ 耳の中に密に毛が生えている犬種:
症状:ダニの温床になり易い。
対処方:中の毛をある程度抜く。
トリマーさんに頼むとよい。
(自宅で抜く場合はイヤーパウダーを振って指でつまんで抜く)
犬のお手入れ(耳) のポイント
ポイント1. 犬の耳の手入れは、定期的に行うとよい。月1?2 回が目安。
ポイント2. 耳が臭ったり、汚れている時など必要に応じて手入れするとよい。
ポイント3. こまめに耳の手入れすることによって、外耳炎を予防する。
ポイント4. 外耳炎になった場合は早めに動物病院を受診する。
ポイント5. 市販のイヤークリーナを耳中に垂らし、揉むようにして耳の汚れを浮き出させる。
ポイント6. イヤークリーナーの代わりに、ベビーオイルを使ってもよい。
ポイント7. ガーゼや脱脂綿など、やわらかいもので浮き出た汚れをそっと拭いとる。
ポイント8. 細かいひだの部分は綿棒を使うとよい。
ポイント9. 綿棒を使うときは、奥に入れすぎないように注意する。
ポイント10. 強く拭き取らないように注意する。
ポイント11. 耳が垂れた犬種は、耳に汚れが溜まり易いので、こまめに手入れした方がよい。
ポイント12. 耳の中の毛が密な犬種は、ダニが寄生しやすいので、耳毛を間引いた方がよい。