ペットの犬として最低限できないといけないのが、「おすわり」です。
生後半年までの子犬は、複数の指示を覚えることができないので、最初に「おすわり」を教えてあげてください。
その他の”指示命令に従わせるタイプ”のしつけは、生後半年を過ぎてから行うようにしましょう。
「お手」など日常生活に影響のない”芸”は、特に教える必要性はありません。
遊びの一環として教えるなら、大きくなって余裕が出てからにしましょう。
しつけを行う際は、犬の気が散らないように静かで集中できる場所を選ぶことが大切です。
お座りのしつけ手順
おすわりのしつけは、次の手順で訓練します。
- 犬の気が散らないような静かで集中できる場所で、犬と向かい合います。
- 少量の食べ物(ドッグフードかおやつ) を手に持ち、犬の鼻先に近づけて注意を引きつけます。
- 無言のままで、その手をゆっくりと犬の頭の上の方に移動させます。 犬が目線で食べ物を追いかけ犬の顎が上がるのを待ちます。
- 顎が上がると自然と犬のお尻が下がるので、お尻が床に着く瞬間を見計らって、「おすわり」と声をかけます。
- お座りの姿勢を保ったっまま、すぐに褒めて、手に持っていたご褒美を食べさせます。
- 「よし」という声をかけ自由にさせます。
「おすわり」という言葉と動作を結びつけて日々練習
おすわりの姿勢になる前に、犬が前足を使って食べ物をを取ろうとした場合は、ご褒美を持った手をあなたの後ろに隠して、やり直してください。
目線で追わせるように食べ物を動かすことで、犬が自発的におすわりの姿勢になるように持っていくことが大切です。
犬自身でとった行動なら、すぐに覚えてくれます。
「おすわり」と声をかけるタイミングも重要です。
どの体勢がおすわりなのか、犬がしっかり認識できるように、おすわりの姿勢になった瞬間に「おすわり」と声をかけるようにしましょう。
褒めたりご褒美をあげることで、犬は楽しく練習してくれます。
繰り返し行うことで、「おすわり」という言葉と動作を結びつけて覚えてくれるようになるので、日々練習を積んでくださいね。
10分で【お座り】をマスターさせる
それでは、面白くて役に立つ犬の動画をお楽しみください。
おすわりのしつけのポイント
ポイント1. 犬の気が散らないように、静かで集中できる場所を選んでしつけを行う。
ポイント2. 生後6 カ月までは「おすわり」だけ1 点集中型でしつける。 欲張って、他の指示命令まで一度に教えようとしない。
ポイント3. 少量のドッグフードやおやつをしつけに用いる。
ポイント4. 食べ物を目線で追わせることによって、犬の顎を上げさせ、犬が自発的におすわりの姿勢になるように持っていく。
ポイント5. 練習中は、おすわりの姿勢になった瞬間に「おすわり」と声をかけて言葉と動作を関連づけさせる。
ポイント6. 上手く出来たら褒めてご褒美を与え、楽しく練習させる。
ポイント7. 「おすわり」を習得するまで、日々繰り返し練習を行う。