梅雨が明けました。
関東甲信地方では観測史上例にのない6月での梅雨明けです。
連日猛暑が襲ってますね。
これから海や川のレジャーが盛んになってきます。
さて今回は、水難事故について。
本当に溺れている人は溺れているようには見えません、静かに沈んでいくのです。
水難事故は交通事故に比べると件数は少ないのですが、死亡率は約50%と非常に高いものとなります。
つまり水難事故は2人に1人は助からない恐ろしい事故なのです。
そして、実際におぼれている人はテレビや映画の様に助けを求めて叫ぶことも無く、黙って静かに沈んでいきます。
水遊びをしている子供たちは大きな音を立てるのが普通です。もし急に静かになったら、おぼれていないかを確認しましょう。
私自身も小学生時代、川で足がつって溺れました。
呼吸ができず水を飲んで手足をバタつかせて危機を脱しようとしましたが流れに岸からどんどん離れ、生まれて初めて死を意識しました。結局は運よく難を逃れましたが、今思い出してもぞっとします。
水難事故を甘くみてはいけません。
溺れるものは藁(わら)さえも掴(つか)めない! そんな状況のなか、溺れた人を助ける際の心がけについて語ります。
目次
水難事故の恐ろしさ、2人に1人は助かっていません
水難事故は交通事故に比べると件数は少ないのですが、死亡率は54.5%(2003-2016年)と非常に高いものとなります。
つまり2人に1人は助からないのです。
■水難事故:2017 年の発生件数は 1,341 件、死者数 654人(警察庁「水難事故統計」)
■交通事故:2017年の発生件数は47万9201件、死者数 3694人(交通事故総合分析センター)
圧倒的な交通事故の発生件数を考えると、水難事故の死者数の多さが際立ちます。
本当に溺れてる人は溺れているようにはみえない
「溺れるものは藁をも掴む」
この意味は、どうしようもなく切羽詰った(せっぱつまった)ときは何も役立たない水面に浮かぶ一本の藁(わら)にも縋る(すがる)思いを表したものです。
実際は、海や川で溺れたときは藁さえもつかめない状況になります。
テレビや映画では必死に叫んで助けを叫ぶ様子が目に浮かびます。
しかし、実際におぼれている人は、叫ぶ余裕もなく、黙って静かに沈んでいきます。
水遊びをする子どはうるさく音を立てるのが普通です。もし急に静かになったら、どうして静かになったのか、もしやおぼれていないか確認すしましょう。
早め早めに異常に気づきましょう。
溺れている人を助ける際の心がけ
(1)あなた自身が溺れた場合
落ち着いて、冷静になることです。。。
しかしこんな時に冷静になれる訳がありません。
バタバタすればするほど、どんどん危険な状況に陥ります。
逆潜流(※)に巻き込まれるや、海の底に引きずられる感覚をあじわうことになります。
パニックと恐怖で事態は悪い方悪い方へ向かい、まず助かりません。
そこで、落ち着いて冷静になるという言葉に戻ります。
極意はこうです。
背中を下にして浮かぶ。体が浮くのを待つ!口が一番上になるように浮き、とにかく呼吸を確保しましょう。
(※)逆潜流とは、離岸流と異なり、海底へ向かって流れていく潮の流れ。・・・力が強く、岸に上がるのは難しい。
引用:奇跡体験!アンビリバボー:真夏のビーチに潜む魔の手 多発する水難事故
こんなことを言われたって「言うは易し、行うは難し」まず出来ませんよね。
しかし水難事故にあって、このことが頭の片隅にあって行動できれば、運が良ければ助かる可能性もゼロではありません。
一番大切なことは、危険な場所には近寄らないことです。
(2)溺れてる人を助ける場合
●自分から助けに行かず(二次災害を防ぐ)周りにいる人や救助関係者に伝える。消防署「119番」、警察署「110番」、これに加えて、海は「118番」です!
●最終手段はあなたが救助者になることです。無理な場合はやめて第三者に助けを求めましょう。
一番大切なことは、最大限のことはすべきですが、自分が犠牲にならないことです。
あなたが救助される側に加わることは、救助する側に負担を倍にさせることになります。
【水難事故】溺れるものは藁さえも掴めない!溺れた人を助ける方法
■本当に溺れた人は溺れているようにはみえない、溺れている人を素早く検知しよう
■まずは落ち着くこと、溺れている人を助ける正しい方法を知ろう
またまた私自身の体験で恐縮ですが、もう1件、溺れた経験あります。
これも子供時代ですが、庭のプールにはまって溺れました。
小さなプールで深さ50cmほど(記憶)、それでも溺れます。
そのときは近くに家族がいたので助かりました。
子供は10cmでも溺れることが報告されてます。
水難事故を侮るなかれ!!