犬のお手入れ(目)
犬の目の手入れは、毎日行うようにしましょう。
散歩の後など、目の中に埃や異物が入っていることもあるので、こまめに、目をチェックする習慣をつけることが大切です。
犬の目の手入れの主な目的は、涙焼けや涙管の炎症を予防することです。
また、目を毎日チェックすることにより、目の異常の早期発見につながります。
犬の目の手入れ以前に注意すること
次の場合は、速やかに動物病院を受診してください。
・ 犬の目やにが多かったり、粘ついていたりしている。
・ 目が充血していたり、涙が溢れていたりする。
・ 目の周り被毛の変色している。
犬の目の手入れの手順
・ 手を清潔に洗います。
・ 犬を膝の上に乗せるか、抱きかかえるようにして安定させます。
・ ティッシュやなどで目を傷つけないように注意しながら、目の下をやさしく軽く拭きとります。
・ 涙やけしやすい犬は、予防効果のあるローションやクリーナで湿らせた脱脂綿などで拭き取るとよいでしょう。
犬の目の病気と症状
・ 症状: 目の色の異常
病気: 眼球が白っぽく濁る…白内障・角膜炎など。
結膜が赤味がかる…アレルギー・結膜炎など。
結膜が黄色がかる…肝臓疾患など。
・ 症状: 目やにが多い
病気: アレルギー・結膜炎・角膜炎・眼瞼炎・内臓疾患・寄生虫など。
・ 症状: 涙が溢れている
病気: 涙管狭窄・眼瞼の外反/内反症・逆さまつ毛・異物混入・煙などの刺激など。
・ 症状: 目の違和感(目を気にしている行動をとる)
病気: アレルギー・結膜炎・角膜炎・緑内障など。
目の病気になりやすい犬種
・ 目が大きく飛び出ている犬種(パグ・シーズーなど)
症状:目が出ているため、眼球を傷つけやすい。
対処法:低木の枝先や、飛び出た家具などに注意を払う。
症状:目が出ているため、埃など異物が入りやすく、目の周りも汚れやすい。
対処法:涙の成分に近いアイローションなどを常備し、目の周りの汚れをとるようにする。
犬のお手入れ(目) のポイント
ポイント2. 目の手入れを毎日行うことによって、涙やけや涙管の炎症を予防する。
ポイント3. 目の手入れをしないと、涙焼けや涙管の炎症を引き起こす。
ポイント4. 目の手入れをする前に、手を清潔に洗う。
ポイント5. 犬を膝に乗せるかなどして安定した場所で手入れする。
ポイント6. 目を傷つけないように、湿らした脱脂綿かティッシュでやさしく目の下を拭き取る。
ポイント7. 涙やけが目立つ犬種は、涙やけを予防するローションやクリーナーで目の周りの汚れを拭き取るようにするとよい。
ポイント8. 目の周囲が汚れやすい犬種は。涙の成分に近いアイローションで目の周りの汚れを拭き取るようにするとよい。
ポイント9. 目に異常が見られた場合は、速やかに動物病院を受診する。