犬のマッサージ
犬とのコミュニケーションの一環として、マッサージを採り入れるとよいでしょう。
マッサージによって、リラックスさせれば犬の心身によい影響を与えることができます。
犬のマッサージをするときの注意
・ 犬が、触られるのを嫌がる部分のマッサージの無理強いはやめましょう。
犬が「マッサージって気持ちいいな♪」と感じる部分を探りましょう。
・ 物理的な怪我や、関節の疾患がある場合は、獣医さんやドッグマッサージの専門家に相談してから行いましょう。
・ 愛犬の体調が悪い時はマッサージを控えましょう。
犬のマッサージの仕方
マッサージの種類には、さする/揉む/ツボを刺激する/指を広げて指先を軽く滑らす/ 手で円を描くようにしながら犬の皮膚を動かすなどがあります。
いろいろ試して、愛犬が気持ちいいと感じるもの探るとよいでしょう。
・ 首の後ろから背筋に沿って、腰まで手の平で撫でるようにします。
これを何回か繰り返します。
・ 次に、肩から背骨の両脇に沿って、尾の付け根まで、指先で円を描くように移動します。
ところどころ、ツボを刺激(指先で軽く押す)したり、揉んでみたりします。
・ シッポの付け根までたどり着いたら、指先や手の平で円を描くようにマッサージします。
・ 首の後ろを軽く揉んだり、少し引っ張ったり戻したりを繰り返します。
筋肉の緊張がほぐれ、血行をよくなります。循環機能が高まるとされています。
・ 指の腹で、耳の根元から先端へ向かってマッサージします。
指先で耳の縁を摘み、軽く刺激を与えたり円を描いたりします。
・ 指先で小さく円を描きながら、口の周りを軽くマッサージします。
大脳辺縁系が刺激され、興奮が鎮まります。
吠え癖などの問題行動に効くとされています。
・ 犬を抱きかかえた状態で、手の平で円を描くように、お腹を右回りに撫でます。
消化機能が低下している犬に効くとされています。
・ 足先をくるくると回したり曲げ伸ばしさせます。
足の指の一本一本を軽く引っ張ったり、くるくる回したりします。
寝たきりの老犬にも効果的です。
・ 脚足の付け根から筋肉に沿って、指先で円を描きながら足先まで揉みほぐします。
足を曲げ伸ばしさせ、関節の可動域を記録しておきましょう。
将来、老化などで関節にトラブルが起こった時に、どの程度不具合が起きているのかが明確にわかります。
犬にとって必要な手助けや適切な解除ができ犬の不安を軽減できるでしょう。
犬の反応を診ながら、リラックスするツボやマッサージの仕方を探し当てましょう。
マッサージを通じて、愛犬の体調が感じ取れるようになれば、ワンちゃんからの信頼も厚くなります。
日々の日課にすれば、愛犬のストレスも軽減されるでしょう。
長生きにつながるとよいですね。