お散歩のしつけ
子犬が首輪とリードに慣れたら、今度は、犬が飼い主に寄り添って歩く(リーダーウォーク) 練習を行いましょう。
室内で練習して上手く歩けるようになったら、いよいよお散歩デビューです。
まだ、子犬が首輪とリードに慣れていない場合は、次の記事 お散歩デビューの前に を参考に慣れさせましょう。
リーダーウォークのしつけは次のように行います。
1. 犬に首輪とリードを付けます。
2. 室内で、犬のリードを持ち、犬を自由に歩かせます。
3. 犬が動き回っても飼い主は進路を変えずに歩きます。
4. 犬が飼い主から離れ過ぎるとリードがピンと張って子犬の首輪に圧力が掛ります。「飼い主から離れると不快だワンッ」と印象づけます。
5. 犬が飼い主の傍に近寄っって来た瞬間に褒めてご褒美を与えます。「飼い主に近づくとご褒美もらえちゃう♪」と印象付けます。
6. 飼い主に寄り添って歩くことに慣れたら、歩く速度やルートを変えて練習します。
7. ルートを変えると新しく興味を持つものが増えますが、常に飼い主に寄り添って歩くことができるようになるまで、訓練を積みます。
8. ごほうびの回数を減らして練習します。
9. 犬の集中力を保つために、10 分?15 分おきに休憩をはさむみながら練習します。
リーダーウォークの目的
・ 愛犬が事故に巻き込まれるのを防ぐ。
・ 拾い食い・飛び掛かり・マウンティングなどを抑える。
・ リードの引っ張りすぎによる、首の血管・神経・食道などの損傷を防ぐ。
お散歩にでかける
室内でリードウォークをマスターしたら、いよいよ外へ散歩に出かけてみましょう。
・ 家で排泄をしてから散歩に連れて行く習慣をつけましょう。
・ 玄関では、犬に「待て」をさせ、飼い主が先に出ます。(犬が勝手に飛び出して危険な目にあうことを防ぎます。)
・ 散歩に慣れるまで、人通りの少ない時間帯を選び、短時間の散歩で終わらせます。(家の周りを一周する程度)
・ 初めての環境に緊張して歩かない子犬の場合は、おもちゃやおやつで気を引きながら一歩ずつ進んでみましょう。
・ 慣れてきたら、徐々に時間を延ばして、散歩ルートを広げます。
・ 散歩中に排泄をする習慣をつけないようにします。(排泄は家で行うものと教えるようにします)
・ 信号や横断歩道では、「おすわり、待て」をさせ一旦停止してから渡る習慣をつけましょう。
・ 出会った犬に吠えしまう場合は、自分の体で犬の視界から遮るようにします。
・ 散歩から帰ったら、水を飲ませてゆっくり休ませます。
お散歩に必要なグッズ
犬のために持ち歩くものは、お散歩バッグに、ひとまとめにしておくとよいでしょう。
・ リードと首輪かハーネス
・ 携帯容器・飲水
・ タオル・ティッシュ・ウェットティッシュ
・ ウンチ袋・消臭剤(小ボトルに詰めておくとよい)
・ おもちゃ(ボールなど)
・ おやつ
・ お散歩バッグ