中国で「史上最も厳しいゴミ分別」が実施中です。
上海でも7月1日から「上海市生活ゴミ管理条例」が施行されました。
中国のことだから・上海のことだから関係ない、ということではなく、上海にいる居住者や上海への出張者や観光客も気を付かないといけないことがあります。
本記事では日本人出張者・観光客・居住者への「上海市生活ゴミ管理条例」への注意点を述べたいと思います。
上海の7月1日から「上海市生活ゴミ管理条例」とは
史上最も厳しいゴミ分別って「また大げさな」と正直思いました。
もともと中国ではゴミはドサッと丸ごと捨てていて、食べるものは豚に餌をあげていた、というのが今までの固定観念でした。
これが本条例により、回収可能なゴミ、有害なゴミ、水分を含んだゴミ、乾燥したゴミの4つに分別し「分別ゴミ箱」に捨てなくてはいけなくなります。
日本では当たり前のことがついに中国でも条例化です。
2020年末までに重点都市46ヶ所の大都市で実施する計画です。
既に上海のみならず、北京、広州、深セン、東省・江蘇省・浙江省などの大都市では実施中です。
中国はこのような条例はやるときは突然有無を言わさず完全施行され、罰金も苛烈なので要注意です。
次に、具体的に何に注意しなくてはいけないか、それが知りたいところですね。
上海への日本人出張者や観光客が注意する点
これを知らずに出張や観光で行く日本人が注意する点を説明します。
ホテルでのアメニティグッズには要注意となります。
歯ブラシ歯みがき・クシ・スポンジ・髭剃り・靴拭きなどの備品は、ホテル側が自ら進んで提供できなくなりました。
したがいまして上海への出張や観光する場合は、アメニティグッズや携行品は必要なものは持参するか、忘れた場合ホテルに申し出て有料で買う必要があります。
こういうものはバカ高いので、事前にホテル側の情報を入手して、空港へ行く前に身の回り品・アメニティグッズは用意しておいたほうがいいですね。
というか自分が日常使うものは持って行った方がいいです。
一方で、外でメシを食べる際のレストランでの使い捨てのお箸やスプーンなどの食器類はさすがに大丈夫とは思いますが(いまのところ)
上海にいる日本人居住者が注意する点
中国ではこれまでゴミは基本的に丸ごと捨てて分別はされていませんでした。
上で書きましたように今回の条例施行によりゴミの分別は「回収可能なゴミ、有害なゴミ、水分を含んだゴミ、乾燥したゴミ」の4つとなります。
間違ってゴミを捨て更に是正を拒否する場合、個人では最高で200元(約3,400円)、会社の場合は最高5万元(約85万円)の罰金が課されます。
ゴミ業者は最悪営業許可証を取り上げられ営業禁止にもなります。
うっかりむやみにドサッとゴミを捨てないように注意しましょう。
その前に「ゴミ分別箱」を買わなくてはいけません。
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このように急速に進む中国の世界標準化、今後の動向に要注目です。
そして中国はやるときは有無を言わさず完全施行されますので要注意です。
罰金も怖いよ。
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